お知らせ

厚生労働省を訪問し、医療物資急騰する病院現場の窮状を訴え

医療機関に対する実態調査と経済的な緊急支援を求めます。

文化連は、7月15日に厚生労働省を訪問し、「医療物資等の急騰・供給情勢にかかる緊急要請書」(7月6日発信)の説明を行いました。同省医政局医薬産業振興・医療情報企画課の医療機器政策室および流通指導室の担当官8名に対応していただきました。

本会の共同購入担当者から、メーカーからの大幅な値上げ通告や納品遅れの状況、病院現場からの窮状を訴える声について詳しく報告しました。続いて佐治常務理事より、緊急要請として 1.急騰の実態調査と緊急支援および業界の監視・指導、2.後発医薬品や医療材料の供給不安の解消対策、3.機器修理部品やヘリウムガスの緊急支援について、ただちに国による対応策の策定と強力な業界指導を行うようお願いしました。

厚生労働省の担当官からは、「現場の状況を伝えていただきありがたい。このような情報提供は引き続きお願いしたい」「政策的な対応はまだ決まっていないが、状況を把握して対応していく」といった回答がありました。

本会の東代表理事理事長から「経営収支の圧迫のほか、日常の診療活動への影響が現実化しており、重大な局面になりつつある。本日は率直な情報提供をさせてもらった。ぜひとも何らかの政策対応を急いでいただきたい」と強く訴えました。

厚生労働省医政局の流通指導官(写真右)や室長補佐らに緊急要請を行いました。