「コロナ後のくらしと地域を創る厚生連医療・農協福祉」掲げて
第29回臨時総会を開催
本会は、4月17日に新宿農協会館で、第29回臨時総会を開催し、全議案を全会一致の賛成により可決しました。議長は佐野厚生連会長の時﨑栄氏が務められました。
八木岡努経営管理委員会会長は開会にあたり、「今年度は新型コロナウイルス感染症による受診控えが収まりつつあり、患者数が新型コロナウイルス感染症拡大前と同水準となってきている。そういった中で、医療資材の値上げもあり、病院経営は一層厳しくなる。文化連として、地域医療に対する役割を果たし、事業の質を高めることが非常に重要である」と挨拶を述べました。
「10次中期事業計画」について、東公敏代表理事理事長は「『組織ビジョン』として、(1)全国で協同する仲間づくりを進める組織、(2)学び合い呼びかけ合う組織、(3)幅広い協同組合とつながる組織を掲げ、2030年をめざす『事業ビジョン』としては、(1)「非営利・参画」で進める共同購入事業、(2)「人づくり」を支える情報教育事業、(3)「安心の地域づくり」をめざす事業開発、(4)医療介護DX、環境配慮への対応とした、協同購入事業と情報教育事業を2本柱として会員の声をより反映させた取り組みを強化していく」と提案しました。
また、新規に、「厚生連オンラインカレッジ」の利用普及、診療情報利活用やDX・ICTにかかる開発・調査、協同組合のアイデンティティ広報活動に取り組むこととしました。供給計画は令和7年度に916億円をめざします。
本臨時総会では、第1号議案「第10 次中期事業計画設定に関する件」、第2号議案「第76 年度事業計画設定に関する件」、第3号議案「令和5年度経営管理委員、理事および監事の報酬の決定に関する件」、「付帯決議」を上程し、原案どおり承認可決されました。今後とも会員の皆様の参加と協同をお願い申し上げます。