柳井医師会・周東総合病院主催 第18回合同情報交換会参加報告
山口県厚生連 周東総合病院
地域が求める周東総合病院の役割と、周東総合病院の急性期の役割のギャップを埋めることはできるのか? というテーマで開催された合同情報交換会。
後半のグループワークのディスカッションテーマは「地域が求める周東総合病院の役割は何か?周東総合病院が担う急性期の役割を果たすために住民・地域が出来ることは何か?」でした。
グループワークの中で「医療機関、介護施設、行政、それぞれ人材不足であること」「休日夜間診療所を有効活用すること」「早くからかかりつけ医を持つこと」などの話題が出ました。
グループワーク後半の各グループで検討した内容の発表では、民生委員の方より「病院の実情がよくわかった。もっと病院の実情を住民に周知した方がいい」、開業医の先生からは「こういう機会を企画・運営するのも周東総合病院の大切な役割のひとつ」、介護施設相談員から「それぞれがお互いの役割を理解し連携をとることが必要」「もっとこういった会を開催してほしい」という発言がありました。
周東総合病院は急性期の病院でありながら、地域住民からすれば柳井医療圏域の中で唯一、なんでも診てもらえる総合病院です。住民にも改めて、周東総合病院と近隣医療機関の役割の違いを理解してもらう必要があると感じました。また、介護施設もソフト面ハード面、それぞれ違いがあります。グループホームだから、サービス付高齢者住宅だから等決めつけず、調整前に調整先の情報収集をして、その方に合った調整かどうか確認したうえで連携を取る必要があること、連携先の役割を理解する重要性を再認識しました。
今回4年ぶりの現地開催、守田名誉院長が「顔を合わせることの大切さ」、また「参加してくださる地域の方のおかげで長年この会を継続できている」ことを言われていました。久しぶりにみなさんとグループワークでき、私自身も有意義な時間でした。当日参加していただきました周防大島町長 藤本 浄孝様、田布施町長 東 浩二様、平生町副町長 友田 隆様をはじめ、参加者157名の皆さまに感謝申し上げます。
(山口県厚生連 周東総合病院 訪問看護ステーションいちご 野村 美穂)