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全国看護学生作文コンクール 佳作受賞

広島県厚生連 尾道看護専門学校

 全国看護学生作文コンクール実行委員会主催で、『私と看護』をテーマとした作文募集がありました。

 広島県厚生連尾道看護専門学校においても、本作文コンクールの趣旨に賛同し、学生が体験したことや基礎看護学実習で学んだ看護から自己の看護を振り返り、学生が理想とする看護師像に近づけるようにするため、全学生が参加しました。

 選考の結果、川野愛祐美さんが佳作を受賞しました。

 川野さんは、作文の中で、自身が小学校4年生の時に経験した父親の入院の際に、看護師さんが「あなたが最期までお父さんの手を握って、声をかけたことは、お父さんにきっと伝わっているよ。そのことだけは忘れないでいてね」と、声をかけてくれた言葉が心に残っており、その言葉がきっかけで看護師を目指すことになったこと。さらには、自己の体験と実習の学びから、患者さんだけでなく患者さんの家族にも寄り添うことが大切であることなどを綴り、見事受賞となりました。

 私は専任教員として、母性看護学総論の中で学生自らが看護師になりたいという思いや看護のやりがいを体験し、看護の楽しさを感じることができるように、「いのち」について考えてもらっています。今回の受賞は、学生が看護師の道に進む意欲向上に繋がると思っております。

 今後も、学生・教員の相互成長によって、学生の主体性や自律性を重んじ、学生個々人のもつ可能性が最大限に開花することを目指していきたいと思います。

(広島県厚生連 尾道看護専門学校 専任教員 今岡みどり)