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児童虐待対策研修会を開催!

秋田県厚生連 大曲厚生医療センター

当院では虐待被害の早期発見と被害者救済のため、今年度よりCAPS委員会(児童虐待対策委員会)を発足しました。診察時に虐待が疑われた場合に対応の統一を図り、迅速に措置できるよう、院内の虐待連絡網や児童虐待診断チェックリストを整備しています。

この7月26日には、全職員を対象とした虐待対応について理解を深めるための研修会を開催しました。市立秋田総合病院小児科の米山法子先生を講師にお招きし、「医療機関でできる虐待対応」と題してご講演いただきました。子どもへの虐待に関する基礎的な知識から、虐待を疑う場合の問診のポイントや外部への通告のタイミングなど、非常に充実した講演内容となりました。

小児科や救急科をはじめ、各部署からさまざまな職種の職員が参加し、参加者からは「常に子どもの側の立場で考え、行動したいと思った」「子どもの受診時に虐待を疑うポイントを確認することができて良かった」といった声が聞かれました。

 当院で虐待が疑われた場合は、CAPS委員会で速やかに状況を確認し、関係機関と連携していきます。家族支援のきっかけを作り、子どもたちを守れるよう、今後も病院全体で取り組んでいきます。

研修会場

(秋田県厚生連 総務人事部 総務広報課 淡路 明美)