認定看護師研修会を開催
神奈川県厚生連 伊勢原協同病院
伊勢原協同病院(鎌田修博病院長)は、令和3年3月2日、 認定看護師研修会を開催しました。この研修会は、専門領域の認定資格を取得した看護師が、学んだ知識を当院職員や外部参加者(他院の看護師や他施設職員など)に伝え、業務等に役立ててもらえるようスタートした研修会です。
今回は、当院 慢性呼吸器疾患看護認定看護師 髙野 真由美 外来主任が講師を務め、「排痰ケアを見直そう~安楽な呼吸を目指して~」をテーマに講演を行いました。髙野主任は冒頭で、「看護ケアの基本的な概念には、安全・自立と並び『安楽』が挙げられます。安楽とは不安や不快などの苦痛がなく人間らしく過ごせる状態を指し、呼吸に関してもこの状態を目指すことが重要です」と説明しました。
講演では、痰を出しやすい姿勢やベッドアップの角度、呼吸法や呼吸の練習におすすめできる商品など、実践的な内容を数多く紹介されました。また、ネブライザーを使用する際の注意事項では、消毒の方法について改めて周知するなど、感染対策についても留意した講演になりました。
髙野主任は最後に、「患者さんが安楽に呼吸できているかを数値や観察で評価することが大切です。呼吸の回数や呼吸時の音、酸素濃度などに注目して、患者さんの状態を評価しましょう」と述べられ、講演は終了しました。
(神奈川県厚生連 経営企画部 企画管理課 八木友梨恵)