ながと市民医療公開講座が開催されました
山口県厚生連 長門総合病院
令和5年12月2日(土)に、地元医師会と長門市による「ながと市民医療公開講座」が開催されました。テーマは「自分の足で、いつまでも歩こう!」で、長門市では初の試みとなりました。講師は私を含め全て当院のスタッフが担当し準備を進めました。開催前にはどの程度の参加者がいるか不安でしたが、当日は80名の参加者があり大盛況でした。
講座プログラム
- 「人生かっこよく、歩き続けるためにご自身でできる事」長門総合病院 病院長・村松慶一
- 「骨粗しょう症とお薬」薬剤師・宗村拓美
- 「骨力アップの食事のコツ」管理栄養士・中嶋乃理子
- 「健幸長寿について フレイル予防〜転ばぬ先のなんとやら〜」リハビリテーション科・木下大介
私の担当する内容は、座学と体操で、フレイルについて基礎的な話と、山口県や長門市がおかれている高齢化の状況について説明しました。増加する社会保障費についてみんなで認識して、市民の方々が「健幸」になることで長門市自体が「健幸(まちづくり)」になることや、自分たちの健康は子ども、孫たち、他の人にも良い影響を与えることを、お伝えできたかと思います。体操では、体だけではなく「脳」も活性化するようなものを取り入れ、全員が一心になって取り組んでいました。
参加者から「楽しかった、勉強になった、あの体操を自分たちでもしてみたい」など、たくさんの良い意見をいただくことができて、とても励みになりました。
各講義のあとには参加者からいろいろな質問が飛び、やはり健康に関しては興味を持っているのだと、あらためて感じました。「信頼される病院を目指して」が当院の理念でありますが、こういった地域での啓発活動も大変有意義なものだと思います。
(山口県厚生連 長門総合病院 リハビリテーション科 木下大介)