看護部長研修会を開催しました
長野県厚生連
JA長野厚生連は1月21日、各事業所の看護部長13名を対象に、看護部長研修会をJA長野県ビルで開催しました。この研修は、各施設における現状・課題を共有し、病院のミッション・ビジョンに基づいて、看護部として貢献できる方策について考えることを目的としています。講師にJA上都賀厚生連 上都賀総合病院 副院長の齋藤 由利子氏をお迎えし、経営戦略の立案についてその手法を学びました。
今回は、マネジメント手法の一つであるバランスト・スコアカード(BSC)について理解を深めました。バランスト・スコアカードとは、企業の経営戦略の立案や実績の評価を行うためのフレームワークのことで、「財務」「顧客」「業務プロセス」「学習と成長」の4つの視点から戦略目標やアクションプラン等を設定し、戦略テーマを明確化します。
研修では病床規模別に3グループに分かれ、各看護部長が、1病院ごとに、強み・弱み・課題等を共有しながら、SWOT分析・クロス分析・二次元展開を行い、戦略マップを作成しました。グループワークでは休憩時間も返上し活発な意見交換が行われ、斎藤先生にご助言いただきながら、病院のミッション・ビジョンを支える柱となる戦略テーマを考えていきました。
研修後、参加者からは「戦略課題の見極めの手法を学ぶことができた」「自病院の振り返りができ、すべきことが明確になった」「ひとりではなかなか理解できないことも、メンバーと話しながら解決の糸口が見えた」などの声が寄せられ、大変充実した時間であったことが伺えました。また、コロナ禍により、今年度は集まる機会がほとんどなかったため、今回の研修では参加者同士の情報交換や悩み等を共有する良い機会となりました。
(長野県厚生連 業務部 業務施設課 山岸 愛)