胸部低線量CT検診車を導入
長野県厚生連
一般財団法人日本成人病予防会は、6月30日、胸部低線量CT検診車を納車しました。本車両は、同会が競輪の補助金を受けて整備し、同会長野県支部と肺がん検診事業における委託契約を締結したJA長野厚生連健康管理センターにおいて、8月から運用を予定しています。
JA長野厚生連は、平成13年度から23年間にわたり巡回CT検診を実施しており、令和4年度には、年間11,028人の検診を実施しました。また、平成29年から令和3年の5年間で31人のがんを発見し、その役割を果たしています。
新たに整備された胸部低線量CT検診車は、CT装置の機能が強化され、被ばく量が低減していますが、精度は向上しています。また、受検の際、息を止める時間が4分の1程度となり、受検者の負担が軽減されました。
JA長野厚生連では、地域住民、JA組合員の肺がん予防に寄与し、これまでに以上に質の高い検診の提供を目指しています。
(長野県厚生連 業務部 業務施設課 山岸 愛)