令和5年度 医療安全管理担当者研修会を開催しました
長野県厚生連
JA長野厚生連は、10月25日に医療安全管理担当者研修会をオンラインで開催しました。この研修会は、医療安全管理担当者の知識向上や多角的な視点を持つことを目的として毎年開催しており、各事業所の医療安全管理担当者ほか、医師や看護師などさまざまな職種から200名を超える職員が参加しました。
講師に早稲田大学大学院法務研究科の和田仁孝教授をお迎えし、「医療メディエーション 対話と関係調整のモデル」と題してご講演をいただきました。
医療メディエーションとは、患者さんと医療者が向き合う場を設定し、対話を促進することを通して、関係再構築を支援する仕組みのことです。講演では、医療メディエーションの知識を深めるために、「医療事故当事者の心情を知ること」、「責任承認と共感表明が重要であること」、「メディエーションの手法は病院内の対話文化の向上にもつながること」などについて和田先生の体験談も交えながらお話していただきました。
講演会後、参加者からは「医療メディエーションの役割や重要性について理解できました」、「医療メディエーションのスキルを向上させ、患者さんや患者さんご家族、医療者とのより良い関係構築に取り組んでいきたいです」、「和田先生の講演は、聞きやすく分かりやすいため、とても勉強になりました」などの声が多く寄せられ、目的に則した実りある研修会となりました。
(長野県厚生連 業務部 業務施設課 山岸 愛)