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PEMEC(ピーメック)講習会を開催

秋田県厚生連 北秋田市民病院

5月18日~19日、当院において、腹痛や呼吸困難などの内因性疾患傷病者を病院へ搬送する前の救護活動の標準化を目指す「PEMEC」に関する講習会を開催しました(日本臨床救急医学会主催)。県内では初めての開催となり、県内外の救急救命士や医師20名が参加し、救急搬送時の対処法について学びました。

講師は東北大学病院高度救急救命センターの佐藤哲哉助教が務め、「内因性は外傷に比べて原因が見えにくく、体調不良の理由を推定するためには、患者の病歴や服薬状況のほか、食事やアレルギーに関する情報も救護活動で重要な手掛かりとなる」と説明されました。

参加者は4班に分かれて、患者のバイタルサイン(呼吸や血圧など)を確認したり、スタッフ間で情報共有を行い、必要な対応や搬送する医療機関を判断したりするなど、実際の救護現場を見据えた訓練を行いました。

この講習会が今後の救護活動に生かされ、多くの傷病者の救命と機能障害の軽減につながることを期待します。

PEMEC講習会の様子

(秋田県厚生連 総務人事部 総務広報課 淡路 明美)