会員ニュース

第72回日本農村医学会学術総会を終えて

秋田県厚生連 北秋田市民病院

第72回日本農村医学会学術総会が10月19日(木)・20日(金)の両日に、秋田市のあきた芸術劇場ミルハス、にぎわい交流館AUで開催され、関係機関のみなさまからの多くのご支援、ご協力のもと盛会裏に学術総会を終えることができました。昨年に続き新型コロナウイルス感染症対策を講じたうえでの開催となり、本県では第64回由利組合総合病院開催以来8年ぶり、通算7回目の開催となりました。

今回は「SDGsで考える少子高齢化における医療~咲き誇れ秋田~」をテーマとし、特別講演や教育講演を選定しました。また地域、多職種連携の重要性も踏まえたシンポジウムも行われました。

発表演題は学会長講演、金井賞受賞講演、特別講演5題、教育講演2題、文化講演1題、シンポジウム2題、ランチョンセミナー7題、一般演題356題(研修医セッション33題、口演234題、ポスター89題)となりました。新型インフルエンザ等対策推進会議基本対処方針分科会会長としてご活躍された公益財団法人結核予防会の尾身茂理事長からは、コロナ禍の3年間について、また、秋田県農林水産部の齋藤正和部長からは、秋田米新ブランド「サキホコレ」の開発秘話などのご講演をいただきました。

参加は825名(県外641名)を数え、2日目はあいにく雨の天気でしたが、秋の秋田を存分に楽しんでいただけたものと思います。また、新型コロナウイルス感染症が5類へと移行されて以来、公的に行動制限を求められることがなくなったことから、今年は会員懇親会も開催しました。おかげさまで170名の皆さまに参加いただき、参加者同士の懇親を深めることができました。

結びに、ご参加いただきました多くのみなさまに心より感謝申し上げます。

開会式の様子

(秋田県厚生連 総務人事部 総務広報課 淡路明美)