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病院に全身用X線CT装置 共済連の財政支援

茨城県厚生連

JA茨城県厚生連は、全国共済農業協同組合連合会(以下JA共済連)から、「救急・リハビリ医療機器助成」を受けて、県北医療センター高萩協同病院に全身用X線CT装置(キヤノンメディカルシステムズ社製Aquilion Prime SP/i Edition)を導入しました。

JA共済地域貢献活動の交通安全に関するさまざまな活動を支援する取り組みの一環として、JA関連医療機関の救急医療およびリハビリ医療の充実を図ることによって、交通事故被害者の救命や交通事故障害者の社会復帰支援を行っています。

新たな装置は、通常のX線撮影では得ることができない詳細な画像の描出や立体的な観察も可能となりました。被ばくを低減しつつ、高速かつ広範囲で撮影をするため、小児や救急など動きが抑制できない撮影にも威力を発揮します。

こうした負担の軽減と診断精度の向上は、患者がより安心して高度な医療を受けられることにつながり、充実した医療環境の整備に役立つと大いに期待されています。

JA茨城県厚生連は、「医療・保健・高齢者福祉事業を通じ、組合員ならびに地域住民の暮らしと健康を守り、明るく豊かな地域づくりへ貢献する」という理念の下、高度で専門的な総合診療機能の充実とともに、救急医療にも力を入れています。

2023年度、JA茨城県厚生連が運営する6病院で対応した救急患者数は7万7803人です。そのうち、救急車で搬送された患者は2万4414人で、茨城県の救急車搬送患者の約6分の1に相当します。

今後もJA共済連とともに、医療・救命救急に力を入れ、高度で専門的な診療がいつでも受けられる施設を目指していきます。

Aquilion Prime SP/i Edition

(茨城県厚生連 総務部 広報担当 先﨑 理恵)