令和6年度病理解剖体慰霊祭
秋田県厚生連 平鹿総合病院
6月27日、横手市の光明寺において、院長、副院長、病理診断科の医師など14名が参列し、令和6年度病理解剖体慰霊祭を執り行いました。
病理解剖とは、病気のために亡くなられた患者様のご遺体を解剖し、臓器などを直接観察することで、病気の診断を検証するとともに、解剖により得られた貴重な医学的資料を、病理医と臨床医が合同で真摯かつ慎重に医学的検討を行うなど、日常の診療、医学教育および研究のため、ひいては地域の皆様の健康の維持・増進にも大変有用です。
例年、お盆前の8月初旬に慰霊祭を行っていましたが、近年の猛暑では参列いただくご遺族の体調不良も心配されることから、今年は6月の挙行となりました。
読経に続き、堀口院長より、「故人の貴重な資料は、同じ病を持つ人々のため、また、子孫や郷土の人々のために、そして医療を担当している私たちの研さんのために大切に使わせていただいております。今後ともさらに改善を重ね、より良い医療を目指して全力を注いでまいります。御霊が安らかに眠られんことをお祈り申し上げます」と、慰霊の詞を捧げました。その後、参列者全員で焼香を行い、御冥福をお祈りして閉会しました。
ご遺族の皆様の尊いお心に対して、職員一同、深く敬意と感謝を申し上げるとともに、この貴重な医学データを大切にし、病める人々の救いの一助にいたしたく努力を重ねてまいります。
(秋田県厚生連 総務人事部 総務広報課 淡路 明美)