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行事食の紹介「七夕絵どうろうまつり」

秋田県厚生連 雄勝中央病院

入院中の食事は医療の一環として提供されており、治療・回復、および食生活の改善を目的としています。秋田県厚生連では、献立や調理業務がマニュアル化されており、どの病院においても栄養管理された標準的な給食が提供できるように『秋田県厚生連統一献立』を実施しています。

また、各病院独自で工夫した行事食の提供も行っており、行事食には旬の食材が多く使われ、健康で心豊かに過ごすための知恵や願いが込められています。

当院の8月の行事食は「七夕絵どうろうまつり」です。湯沢の「七夕絵どうろうまつり」は、秋田藩佐竹南家にお輿入れされた京都の姫君が、竹に短冊を飾りつけ京都を懐かしんだのが始まりといわれており、お祭りでは浮世絵美人が描かれた大・小百数十基の絵どうろうに灯がともされます。

8月の行事食はこの祭りにちなんで、当院の管理栄養士がこれまで描いた「絵どうろう」をカードにして添えています。患者さんがベッドサイドに飾っていることも多く、「癒やし」になっていると感じます。伝統的な行事食には患者さんそれぞれの思い出が詰まっていることもあり、食事への意欲につながってほしいと考えています。

患者さんの一日も早い回復への願いを8月の行事食「七夕絵どうろうまつり」に込めて、今後も地元産の安全安心でおいしい給食、質の高い栄養管理に努めてまいります。

院内大型絵どうろう
絵どうろう行事食

(秋田県厚生連 総務人事部 総務広報課 淡路 明美)