会員ニュース

防災訓練を行いました

秋田県厚生連 平鹿総合病院

2月13日、震度6強の地震が発生、建物の一部が損壊し、二次災害として火災が発生した想定で防災訓練を行いました。

訓練は、発生後の①初動対応と安全確認、②火災発生時の消火器を使用した初期消火対応と自衛消火隊による2号消火栓の模擬訓練、③建物損壊による避難判断と患者避難誘導の3点を病棟看護師を中心に行いました。

また、今回は災害対策本部を設置し、各部署から提出された被災状況報告書による状況把握や、被災状況および二次災害に対する対応・避難指示、さらにはBCP(事業継続計画)に基づくライフラインおよびインフラ状況から割り出される病院機能の維持・継続判断を行う本部要員の訓練も合わせて実施しました。

参加者からは「訓練したことで自分が何をしたら良いのかが明確になった」「東日本大震災の時は学生で、災害対応へのイメージができなかったが、訓練を通して患者さんの避難誘導の大変さと各部署の協力の必要性を強く感じた」などの声が寄せられました。

訓練後、消防署職員からの講評では「実災害に近い訓練であり、病棟スタッフやその他の職員の報告・連絡・対処・連携が良く取れていた。災害本部も判断・指揮命令と日頃から災害に対する準備ができていると感じた」と評価していただきました。

災害はいつ起こるか分かりません。だからこそ全職員が安全かつ的確に動けるよう、日頃から訓練を重ね、今後も患者さんが安心して療養できる病院を目指してまいります。

(秋田県厚生連 総務人事部 総務広報課 淡路 明美)