医療安全管理担当者研修会を開催しました
長野県厚生連
JA長野厚生連は10月15日、医療安全管理担当者研修会をオンラインで開催しました。この研修会は、医療安全管理担当者の知識向上と多角的な視点を持つことを目的とした取り組みで毎年開催しています。今年は各事業所の医療安全管理者ほか、医師や看護師など124名の参加がありました。
講師に元日本航空機長で危機管理・リスクマネジメント専門家の小林宏之先生をお迎えし、「現場における危機管理」と題してご講演をいただきました。講演では、小林先生ご自身のパイロット時代の大変興味深い体験談を交えながら、危機管理・リスクマネジメントについてわかりやすくご指導いただきました。「危機管理とは大切なものを守るマネジメントであり、その第一歩は重要度の把握である」「危機管理は健康管理と同じである」ことなどを学びました。また、質疑応答では参加者から寄せられた多くの質問に対して、丁寧にご回答をいただきました。
研修会後、参加者からは「病院全体として危機管理を考えていくにあたり、大変参考になった」「小林先生が仰った『お互いに信頼するから、お互いに確認する』を現場に取り入れたい」「患者さん、家族、スタッフを支えられるように謙虚な心を持ちながら、前を向いて歩んでいきたい」などの声が寄せられ、安全な医療提供へつながる実りある研修会となりました。
(長野県厚生連 業務部 業務施設課 山岸 愛)