診療報酬改定と多職種連携~ACP、口腔ケアを学ぶ
2024年8月28日、Kカレッジ 無料ライブWebセミナー「診療報酬改定と多職種連携~ACP、口腔ケアを学ぶ」を開催し、厚生連病院の看護職など医療職中心に177名の方々にご参加いただきました。
第1講座は、解説『診療報酬改定を見据えたACPの実践』と題し、高瀬浩造先生(東京医科歯科大学名誉教授・日本文化厚生連特任指導職)より講演をいただきました。2024年度診療報酬改定より、入院料通則でACP(アドバンス・ケア・プランニング)への対応が求められるなか、説明義務と自己決定支援の観点、DNARの扱い、患者側と医療側との相互理解の前提となる行動医学的要素の必要性、臨床倫理委員会との関係、ACP実施に必要な要件や手順について解説いただきました。
第2講座は、『教えて!一般病床における口腔管理』と題して、李慶姫先生(歯科医師)、髙橋麻衣子さん(新潟県厚生連 小千谷総合病院 看護師長)によるトークセッションを行ないました。急性期における口腔管理の取り組みが新設の加算で評価されるなど、患者のADL低下予防が必須となっています。現場での疑問・課題に答える形で、入棟時の評価方法・口腔ケア計画の作成から、患者状態に応じたケア方法や技術(手技、道具)、リスク管理・安全確認、多職種連携といった各場面での要点を解説し、口腔管理の意義や基本的な操作の理解を深めました。