医薬品の品質管理について学ぶ
第17回厚生連医薬品全国共同購入委員会薬剤選択部会を開催
3月5日、第17回厚生連医薬品全国共同購入委員会薬剤選択部会をオンライン開催しました。厚生連10病院から11人の薬剤部長や担当薬剤師が参加し、採用を推奨する後発医薬品の選定協議を行い、新たに2成分の推奨メーカーを決定しました。
続いて「製薬会社に求められること それは品質確保に誠実であること」と題して後発医薬品メーカーの品質保証部門管理担当者から報告をいただきました。昨今、製薬業界に対する信頼が揺らいでいます。昨年12月に発覚した睡眠薬混入事件では、承認された製造工程に従っていないなど、ずさんな品質管理が問題となり、患者数百人に健康被害が出る事態となりました。またこの3月には別のメーカーが製造工程の品質管理が不十分だったことで一部工場が製造停止の行政処分を受けました。講演ではこうした事例を振り返りつつ、医薬品の製造管理、品質管理の基準である医薬品GMPの考え方、品質保証に対する取り組みの在り方や、関係する法令を学び、今後の採用対策について意見交換をしました。