消防総合訓練を実施しました
秋田県厚生連 北秋田市民病院
7月12日、1階厨房からの火災発生を想定した消防総合訓練を実施しました。新型コロナウイルス感染症の流行があり、ここ2年ほどの間は参加人数の制限や部分的な訓練をするなど規模を縮小して行っていましたが、今回は制限をせずに全部署を対象として実施しました。
訓練当日は大雨となってしまい、急遽、屋外の非常階段を使用する通常の避難ルートとは異なるルートでの避難となりましたが、スタッフの誘導をはじめ各部署が速やかに行動し避難することができました。
消火器の使用訓練では、新入職員が訓練用の水消火器を使用し実際に放水を体験しました。消火器の使用前には周りの人に大きな声で火事の発生を伝えることや、消化器での初期消火ができなかった場合には直ちに避難することが重要なことも学びました。
訓練後には北秋田市消防署合川分署の佐藤純副分署長より、「訓練はスムーズに行うことができ良かったが、本当に火災が起こったときどういう行動をとるか、普段から意識して業務にあたってほしい」との講評をいただきました。
今回は火災発生時の通報・避難・初期消火を中心とした訓練を行いましたが、今後はトリアージ訓練を含めた大規模災害発生時を想定した防災訓練を行う予定です。
患者の方々の安全を守るためには病院スタッフの初動が重要であることから、火災時や災害時の想定訓練を通して緊急時に適切な対応ができるよう備えていきたいと思います。
(秋田県厚生連 総務人事部 総務広報課 斎藤美翔)