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今月のみどころ
▼院長インタビューは、新潟県厚生連 上越総合病院 篭島 充病院長の「人と地域、社会の問題を診る医師を育てる病院づくり」です。佐久総合病院での研修医時代、若月先生の薫陶を受け、地域医療とは、医療を通じて地域を再生することを、地域の人々といっしょにつくるものだと教えられたことが語られています。そこから現在の上越地域での実践と、将来に向けた構想を紹介していただきました。篭島病院長には、2月10日に開催される「第24回厚生連医療経営を考える研究会」の実践報告・パネルディスカッションにご登壇いただきます(本誌35頁参照) ▼二木教授の医療時評(その208)「『全世代型社会保障構築会議報告書』を複眼的に読む」は、29頁の「『社会保障の機能評価』の消失と財源確保の先送り」の中で、社会保障の財源確保について、防衛費の対GDP比2倍化のための財源確保に全力が注がれるために、その議論が封印され、財源の裏付けがないまま、社会保障改革をまとめざるを得なかったと指摘しています。