会議・研修

「協同組合のアイデンティティ」 特別アピールを採択

日本文化厚生連第75回通常総会を開催

本会では、7月25日に、日経・大手町セミナールーム(東京都中央区)にて、第75回通常総会を開催し、全議案を全会一致の賛成により承認可決しました。議長は、山口県厚生連経営管理委員会副会長の花本敏夫氏が務められました。

開会に先立ち、八木岡努経営管理委員会会長は、「新型コロナウイルス感染症による受診控えは収まりつつあるが、電気代や医療物資の高騰、また品不足により、引き続き会員の経営は大変厳しい。地域医療に対する役割を果たすため、経営支援に全力で取り組む」とあいさつしました。

来賓として、全国農業協同組合中央会の中家徹代表理事会長があいさつ。「医療資材の高騰に対し、文化連からは多大なご支援を賜っている。病院の経営が厳しくなっている中、文化連の共同購入事業が地域医療において重要な存在となっている」と述べられました。

「令和4年度事業報告及び剰余金処分案の承認に関する件」の上程にあたり、本会の東公敏代表理事理事長は、「会員の皆さまに利用結集をしていただき、供給額は886・7億円で前年対比103・3%と過去最高となった。医薬品・医療材料の分野については、価格交渉等の全国規模の協同の取り組みによって総額15・7億円(年間換算)の会員の費用削減の成果となった」と報告しました。

役員の任期満了に伴う改選では、新たに経営管理委員13名、監事4名の候補が提案され、選任されました。なお、通常総会後の経営管理委員会において、経営管理委員会会長に茨城県厚生連経営管理委員会会長の八木岡努氏、代表理事理事長に東公敏氏が再任されました。理事会では、専務理事に伊藤幸夫氏(新任)、常務理事に佐治実氏(再任)が選任されました。監事会では、代表監事に上都賀厚生連代表理事会長の廣田光一氏、常勤監事に岡田展也氏が再任されました。新役員は前頁で紹介の通りです。

総会では、特別アピール「『協同組合のアイデンティティ』(定義・価値・原則)を再確認し合い、厚生連医療・農協福祉が担う安心の地域づくりを実践しよう」の採択が行われました。東理事長は「『協同組合としての厚生連医療・農協福祉』の立ち姿と『安心の地域づくり』の実践は、地域完結型医療・地域包括ケアの時代のフロントランナーとして、農協・厚生連に対する地域社会からの信頼を高めていくにちがいありません。いまこそ協同組合の価値に確信を持って、全国の仲間がともに前進していきましょう」と特別アピールを読み上げ、拍手多数をもって承認可決されました。