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院内防災訓練を実施しました

神奈川県厚生連 伊勢原協同病院

伊勢原協同病院では、令和6年7月31日(水)に伊勢原消防署の職員立ち会いのもと、院内防災訓練を実施しました。昼間に病棟で火災が発生したと想定し、初期消火の対応や患者役職員の避難誘導、現場での指揮を行い、火災時の避難経路や連絡系統などを確認する訓練となりました。

今回の訓練では下層階への垂直避難にソフト担架が使用され、使い方や搬送方法を確認しました。ソフト担架とは、持ち上げず、引きずる形で搬送できる担架の一種で、衝撃が少なく、少人数で搬送できる利点があります。搬送時に同行した消防職員から、階段で下る際に上部にいる職員はストレッチャーの持ち手を首にかけてもよいとアドバイスを受け、より安定した足取りで垂直避難の訓練を行うことができました。

また、屋外で消火器訓練を行い、使用法や消火時の姿勢を確認しました。訓練後の消防職員による講評では、初期消火にあたった職員が声に出して15秒の初期消火を実施していた点や、ソフト担架の展開など迅速な搬送が評価されました。応援役の人員の移動などに課題が残るため、今後も訓練を実施し、有事に備えてまいります。

ソフト担架による担送
消火器訓練の様子

(神奈川県厚生連 総務企画部 企画管理課 増田 佳一)